評 価

<改 造 記>

 比較的簡単に改造でき、表現できるサウンドもてんこ盛りですので、琴電やDE10よりも断然お薦めです。サウンドの内容も好ましく、満足できるものでした。天賞堂のカンタム蒸機とちがい、絶気できることも、大きいポイントでしょう。

 工作は、当初、デコーダー側をユニット化して、機関車側と8ピンコネクター等で接続するだけで、機関車本体には手を加えないことを考えていましたが、PFM用の要らないコイル等の取り外しやテンダーテールライトの別配線化などの改造をしてしまいました。それでも、琴電やDE10に較べれば、簡単な加工です。
 デコーダー側も基盤の配線が中心で特に難しいところもないと思います。

 サウンドは大変満足していますが、あえて言えば、小さな動輪ですのでブラスト音も当然頻繁になるのですが、速度をちょっと上げるとブラスト音が連続音のような音に切り替わってしまい、音としてつまらないです。この辺は調整できるのかしれません。
 あとは、もう少し音量がほしく、スピーカーやテンダーの底の穴などの改良があるかと思います。天賞堂のカンタムのC62と一緒に走ると音量の差が歴然になります。

 火室の表現できるということで、いたずらでCV値を変更して、テンダーのテールライトを火室の設定にしてみたところ、とてもいい感じなのがわかりました。オレンジのLEDが手に入ったら、簡易的でもいいので、追加工作で実現してみたいところです。