作 戦

<改 造 記>

 時間経緯から前後しますが、ボディの取り外した状態で、暫し作戦タイムです。

 既存の基盤に対して、デコーダー基盤は1次側に大きくなっていますので、1次側のウエイトを外すのは必須です。ウエイトがなくなることによってスペースが確保できますので、スピーカの取り付け位置は、エンジンのある1次側のギヤーボックスの上にするのは、改造の先例のとおり一番妥当でしょう。
 ただし、ウエイトを外しても、ヘッドライトの導光用のアクリル(?)部品がありますので、高さ方向にはあまり余裕がなく、スピーカーのエンクロージャの作成はギリギリになりそうです。

 ボディと動力ユニット両端のウエイトとの間は前後方向に余裕があり、テールライトの配線は、端部のランニングボードに穴を開ければ、ここから引き込めそうです。この方法ですと台車との干渉も避けられます。

<改 造 記>

 デコーダーの基盤の方もみていきましょう。メンテを考えて、当初の構想どおりに取り外し可能にしたいところです。

 一番目立つ、モータへの配線穴はこのままで、配線板を差し込むだけでなんとかなりそうです。次に、ヘッドライトのLEDの取り付けは、当然に直接基盤にハンダ付けですが、LEDが基盤と一体でも基盤の取り外しには何も支障になりません。

 スピーカの配線も、デコーダ基盤を外すときはスピーカーごと外すことによって、基盤にハンダ付けにできます。よって、スピーカはネジ等で取り外し可能な取り付けにします。

 問題は、台車(線路)から配線、テールライトの配線及びキャブライトの配線の取り付けです。これらの配線を基盤にハンダ付けをしてしまうと、基盤の取り外しはやっかいになります。
 幸い(?)これらの取り付け穴は、それぞれ2つあり、間隔が2mmもしくは2.54mmになっています。そうです、台車からの配線を取り付ける穴まで、わざわざ2つになっているので、 これは下の写真のピンヘッダを使い、先込み式にしろと言っているようにも思えます。(因みに、永末システムに問い合わせたところ、このRAとRBはそれぞれ2つの穴が電気的につながっており、どちらかに取り付ければOKだそうです)。

 しかし、デコーダー基盤を仮に動力ユニットに取り付けて検討すると、ピンヘッダで差し込み式にできる空間を確保できるのは、テールライトの配線だけそうです。それも、一次側は上からの差し込み、2次側は下からの差し込みになります。

 台車からの配線は、せっかく穴が2つになっていますので、これを使って、ワイヤーの先をコの字型にして両方の穴に通せないでしょうか。取り外し可能でしっかり配線できる方法を考えようと思います。

 キャブライトの配線も、基盤にワイヤーを直接ハンダ付けしますが、どこかでキャブからのワイヤーと分離できるようにします。キャブ付近でそのスペースのあるのはヘッドライト用のLEDとフライホイールの間くらいしかありません。

 これで、基本的な作戦は出来ました。あとはうまく工作出来るかです。


<写真の説明>

 ピンヘッダ。上が2.54mmピッチ、下が2mmピッチのもの。