<改 造 記>
購入したスピーカーです。形状が四角いので、スペース的に相当有利です。
永末システムのHPにある仕様書を見ると、スピーカーの前面に、コーンの動作のため1mmの空間が必要とあります。このスペースの確保は、高さ方向に余裕がないだけに、痛いところです。
また、仕様書を見ても、極性はわかりませんでした。乾電池で調べたところ(乾電池をつないで、コーンが前に出たときの乾電池のプラス側が、スピーカーのプラス側だそうです)、仕様書の図面の上側がプラスでした。
小さいスピーカーですので、しっかりとしたエンクロージャをつくって、スピーカー背面の音を遮断し、音量を確保したいところです。
まずは4つある取り付け穴を塞ぎました。φ2mmということなので、同径の真鍮線を切断して、エポキシ系接着剤で固定しました。
<改 造 記>
スピーカーの下向きに取り付けるとして、一番音が出やすい位置は、必然と下に抜けてる部分があるギヤーボックスの上になります。
写真の白い部分にスピーカーを取り付けるとして、コーンの当たりそうなウエイト部分の角とギャーボックスの上面を削り、スピーカー前面に必要な1mmのスペースを確保しました。
ウエイト部分はギャー周りをしっかりとテープで養生して、回転工具で削りました。ギャーボックスは同様に養生して、普通のヤスリ仕上げです。
<改 造 記>
写真は、エンクロージャの板を置いて、真横から撮ったものです。なんとか1mm確保できています。
これで、苦しい高さ方向のちょっとだけ余裕が出てきました。
<改 造 記>
次は、エンクロージャの工作です。材料は、タミヤのプラ板のt1.2とt0.5を使いました。
寸法(0.5mm単位)は写真のとおりです。気持ち内側の角穴は小さめに切り出し、スピーカーをしっかりと挟むようにします。スピーカーからの配線ワイヤーは、高さ方向に余裕がないために側面から出します。そのための穴も現物合わせで開けます。
<改 造 記>
動力ユニット側の工作です。
エンクロージャの取り付けをφ1.4mmのネジにしましたので、ネジの下穴を開けてネジをきっていきます。鉛はやわらかく粘るのでドリルやタップを折らないよう慎重に工作してください。行き止まり穴なので折るとやっかいです。
後述しますが、ギャーボックスの横に1mmの鉛板を補重兼音漏れ防止に取り付けてあります。
<改 造 記>
エンクロージャの組立には、プラ用の接着剤を使い、さらにエポキシ系接着剤で隙間がないようにしました。配線ワイヤーの貫通部分もエポキシ系接着剤で塞いでいます。
高さはデコーダー基盤の下に、ギリギリに収まることを確認して、スピーカーからの配線ワイヤーを基盤にハンダ付けします。
スピーカーを動力ユニットのネジ止めし、その後に基盤をネジ止めして、スピーカーの取り付けは完了です。音量等、まずまずだと思っています。
因みに、この後に、端部側のネジ2カ所には、ワッシャをラグ板に交換して、テールライトのワイヤーが固定できるようにしてあります。
|