追 記

<改 造 記>

 東日本大震災で、このDE10が机に上から床に落下してしまい、手すり、ステップ等を破損してしまいました。それらの修理を兼ねて、集電不良等についても原因究明と対策を施しました。

 集電不良に関しては、絶縁レール(カツミ製のコードを抜き差しするもの)を使って実験すると、1次側の台車からの集電が特に良くないようです。

 基盤までの電気経路で一番疑わしいのは、写真の矢印の台車と本体との電気接続部です。どうも一次側はギヤーボックスの上面を削る際に、下方向に押さえ込んだため、台車側の金属部材が幾分曲がり、本体側と離れ気味になり、集電できないようです。

 再度、「3.分解」と同じ状態にし、台車側の金属部材をマイナスドライバーで押して曲げ癖をつけて、確実に車体側と接するようにしました。本体側の真鍮帯材を確実に押し上げている状態を確認しました。
 DCC基盤を容易に取り外しできるようにしたことが大変役に立ちました。

 結果として、集電不良がほとんどなくなりました。

 手すり及びステップについては、ホビーセンターカトーのネット販売を利用して部品を確保しています。

 ついでと言ってはなんですが、無線アンテナも取り付けることにしました。
 キャブの天井の矢印の爪を外すと屋根材が外れます。説明書に説明のある屋根材の取り付け穴をドリルで貫通させますが、記載の0.8mmではとてもですが、無線アンテナ部材の取り付け部が入りません。1.0mmであけ直してちょうど良いくらいでした。

 取り付けた無線アンテナです。
 この部品を取り付けた場合、箱の発泡スチロールをカッターで切り込みをいれないと入らなくなります。